いじめ論-1



最近のニュースを踊る「いじめによる自殺」の記事。そういった話を聞くたびに僕も心が痛みます。

いつも思う事ですが、いじめられる側には何の罪も無いのに、なぜ死ななければならなかったのか?
いじめている側本人(たち)には、悪いことをしているという意識が無いのか・・・?

前に、「私自身、どんな憎い人でも悪人でも、少しはいい所があるものだと信じたいし、"罪を憎んで人を憎まず"という言葉のように、悪い事をしてしまった事自体がいけないのであって、その人自身を否定するのは違うと思う」と書いたように、そう考えてはいるのですが、こういった理不尽な話を聞くと、正直許しがたいものがありますね。

よく「いじめられている側にも問題がある」などと開き直る人もいるようですが、人間は誰しも平等であり、誰もいじめられてよい人などいないし、いじめてよい人などいません。

こういった事件が多いのは、やはり大人社会の歪みが、子供に影響しているということなのでしょうか。


10月の終わりから11月の初めにかけて、”創作童話”と題して、いくつかお話しを書いてみました。
そこで「聴く」事について少し書いたんですが、どうも今の世の中、「聴く」ことができない人が多くなってしまっているような気がします。

たとえば、子供を持つ親なら子供の話を最後まで聞いてあげる。これって意外とできてない人、多いのではないでしょうか?
休日に、よく公園やデパートなどに行ったりすると、子供と近くに居る親はあまりいません。
それで、僕などが自分ちの子供と楽しそうに遊んでたりすると、知らないうちに知らない子が増えてたりします。
しかも、自分の親?かのように接してくるので困ってしまうこともあるんですが、そういったところから見ると、この子は愛情不足なんじゃないか?と思ったりします。

ずっと前に「うちの子は人見知りなんですよね・・」と育児教室かなんかで先生に聞いた事があるのですが、「自分の親以外に人見知りってことは、愛情を注いでいる証拠ですよ」と言われました。
人懐っこい子供は他の家の人からしたら、かわいらしいものですが、実は無意識のうちに外に助けを求めているからそう振舞うとも言われています。
家では怒られてばっかりだったり、話を聞いてくれなかったり・・・それが「どうせ言っても仕方ないや」「話を聞いてくれないからいいや」となってしまったら・・・。
連れ去り事件などにもつながりかねませんね。。

だからといって怒ったり叱ったりしないのがいいというわけではないと思います。

人間誰しも、少しはいたずらや悪さをし、それを周りの友達や大人などに諭されながら大人になってきたわけです。
僕も人に言えないような?結構悪いことしてきましたし、そういった経験をしたからこそ、どこまでやったらいけないかの限度も知っていると思うし、人の痛みがわかるようになったと思います。

で、最近、昔と大きく違うなぁと感じるのは、その限度を知らない子供達が多いということ。
それはたぶん、大人がそういったことから逃げているのではないでしょうか?

先日、近くでお祭りがあった時、お菓子だか何だかを開けたゴミをその辺に捨てている子がいました。
それを見て、「おーい!ゴミはそこに捨てていいんだっけ?」と僕が言ったら、しぶしぶながらも拾ってちゃんとゴミ箱に捨てに行きました。

これはほんのささいな事ですが、見て見ぬふりをする人は多いんじゃないですか?
誰かに言われなかったら、あの子達も その辺にゴミを捨てていいもの、と思い これからも続けていくのではないでしょうか?
そうやって、それが発展していって、取り返しのつかないことにつながっていくのかなとも思えます。

まあ、今の世の中、何か言うと刺されるような事もあるから 非常に難しいんですが、自分の保身ばかりを考えるのではなく、そういった姿勢をみせることも必要なのかもしれません。

「自分の子供がよければいい」「うちは大丈夫」などと思っている人も実際多いこともよく感じることですが、こういった意識から変えていかないといけないと思います。
大人たちが変わっていかなければ、この「いじめ問題」をはじめ、子供が犠牲になる事件や事故が無くなることはないでしょう。

そして、何も今、親になっている人だけがそうすればいいってことではありません。

子育てを終えた50歳以上の方々なら、地域への貢献を考えてもいいでしょう。
私の住む地区では、今年から防犯パトロールをはじめたそうですが、定年を迎えた世代の方々ががんばってくれているようです。
こういった取り組みで、犯罪件数も激減したと聞いています。
先日、自治会のバーベキュー大会に参加した時も、日頃から地域との協力が不可欠ですから、あなた達のような若い人がこういうイベントに参加することは意義がある、と市議会議員の方にも言われました。
昔は「近所のうるさいオヤジやおばさん」がたくさん居たから世の中が成り立っていた、と言っていた人も居ましたが、僕もそう思います。

また、まだ子供がいない人や結婚してない人etc にもできることはあります。
これは大人すべてにいえることですが、自分が大人という自覚を持って、日頃から生活してもらいたい、ということです。

何かと人や組織のせいにしていたり、なんでも誰かに〜してほしいのようにやってもらうことばかり要求していたり、見返りも無いのに自分が人に何かをしてあげることはしないこと、基本的なことですが、挨拶やお礼、お詫びなどを言う事ができない、人の話を聞かずに自分の主張ばかりしている、などなど・・・ 心当たりはありませんか?

そういった人には誰も周りから集まってきたり、協力してくれるはずがありませんよね。
ましてや、そんな人たちを子供達が見ていたら、「あ、あれはやってもいいんだ」「やらなくても誰かがやってくれる」みたいになってしまうんじゃないですかね・・。
たぶん、そういう積み重ねが今の世の中を生んでいるんだと思いますね・・。長い時間をかけて、知らず知らずの間に・・・。


子供のうちは、母親、父親の存在は大きいもの。
ぜひ、心の声に耳を傾けていきましょう。僕も日々感じていきたいと思います。(2に続く・・)


コメント
コメント投稿

トラックバック
トラックバックURL
http://softvolleyricoh.blog7.fc2.com/tb.php/80-93145d72