リーダーとは?



数年前になりますが、昔、僕が書いたコラムにこんなのがあります・。

☆こんな上司と働きたい!

[ なぜ若者はジムのインストラクターの言うことなら聞くのか ]

[ 大事なことほど立ち話でする&重箱の隅をほじくるように褒める ]

[ 部下に自分の手帳を公開する&管理職はどんどん手抜きをすべし ]

[ 限られた材料で幾つものメニューを&若者はおだてると力を発揮 ]

[ 部下は上司のために働かない 上司は部下のために働く ]


これらは、作家・演出家など幅広く活動をしている中谷彰宏さんの語録を抜粋したものですが、
うん、なるほど!っていう感じで読ませてもらってました。


で、なぜ今、その話をするかっていうと、最近、役職とかはリーダーとかマネージャーっていう肩書きは付いているけど、あんたら、どういうものなのか理解してないんじゃないの?って思うことがよくあるからです。

それは、仕事に限らず、ソフバとか、最近のニュースとか見ていて・・・


では、1つずつ見て行きたいと思います。


[ なぜ若者はジムのインストラクターの言うことなら聞くのか ]

うん、たしかにその通りって感じ。

・わかりやすい説明で、高圧的でない態度。
・実際にやってみせてくれるから、信頼できる。
・差別なく、みんなに同じことを言う。
・なんとかしなくては、、というモチベーションを上手く引き出してくれる。
・やった成果や過程をしっかり見てほめてくれ、やる気を即してくれる。

これって、まさにコーチングの基本なんですよね。

全部とは言いませんが、このうち3つくらい持ち合わせている人なら、きっと、部下もやりやすいと思いますね。

でも実際、「とにかくオレの言う事を聞け」、「オレの言う事を聞いてれば間違いない」というごり押しとか、「やれ、やれ」と言いながら自分でやってやってみせてくれないなんてのは、よくあることなのでは?


[ 大事なことほど立ち話でする&重箱の隅をほじくるように褒める ]

最近は、Eメールを持っている人がほとんどになってきました。
昔に比べ、情報伝達は楽になったはずなんですよね。

でも、伝える道具が変わっているだけの話ですから、元々コミュニケーション能力が無い人が使っても逆に何を言っているのか混乱をしてしまう可能性もあります。

文中に「人間は三つ以上言われたら何が何だかわからなくてプレッシャーを受ける」とありましたが、日頃からよく観察したり、相手の状況を汲めることができる人でないと、なかなか、気軽に立ち話で大事な話ってのはできないし、言ったとしても心に響かないかな?って思います。

実際、僕も「なんであんたに頼まれなきゃなんないの?」、「いつからそんなに偉くなったわけ?!」って心の中で思うことあります(冷や汗)。

それと、何か結果を出したりしても、なかなか褒められることって無いですね(汗)
いろいろ工夫して、かなり苦労して、目標を達成しても、ふん、当たり前、みたいな感じで。中には、部下がやったことをあたかも自分だけがやったように言う人がいるって聞いた事もあります。。逆に、何をやっているのか把握すらしようとしない人もいるのかもしれません。まあ上手く回ってるならいいんでしょうが。

それは社会人、サラリーマンだからある程度仕方ないってことはわかってるんですけど、やはり、人の上に立つ人なら、ねぎらいの言葉くらいは掛けてあげないと、モチベーションも下がってしまうような気がします。

僕くらいの世代ならまだしも、若い年代の人たちのやる気がどうも薄い気がするのは、上に立っている人たちの責任だと思うんですが。。

そのくせ、何かミスがあると1を10に言うような人もいたり、それを全く個人の責任に押し付けてしまうようなリーダーもいます。
自分の実力や能力の無さをわかっているだけに、プライドがそれを許さないからそうなってしまうのでしょうか。

むしろ、こういう時に自分で責任を追ってくれるような人は信頼を得ると思うのですが。問題が起きたその時に リーダーの資質が問われるのかもしれません。問題だらけのところは・・早く辞めてもらった方が(笑)


[ 部下に自分の手帳を公開する&管理職はどんどん手抜きをすべし ]

「情報が行動するガソリンになっていく」、とありましたが、まさにその通りと僕も思っています。
特に、IT関係のお仕事をやっているので余計に感じます。

でも、ひと昔前(ひょっとしたら今でもまだ多い?)は情報が少なかったので、情報を持っている人が権力を持っていました。
それほどスピードや品質を要求されなかった時代はそれでよかったかもしれませんが今は、そんなのは時代遅れもはなはだしいです。

上流から下流へと、的確な情報(内容)が、的確な時期に、正確に、流せるかどうかが上手くしくみが回るかどうかのポイントを思いますが、権力を振りかざしている人ほど、しくみや流れを理解してないものらしく。
たぶん、周りで誰がどんな苦労をしているかとか、悩んでいるとか気付く事ができないんでしょう。そんなのでは、人の気持ちを掴めるわけがありません。


それと、最近、「経費削減」とか「コストダウン」っていう言葉、よく聞きます。でも、勘違いしてる人の多いこと。ほんの目先しか見ずに、切り詰めても、トータルで見たら逆にコストアップしてるなんてことはよくある話です。

最近は、あらゆることに関してITを用いることが多くなりました。仕事柄、「この人はどんな仕事のやり方をしてるんだろう?」とか「なんであんなことをやっているのかな?」とか無意識のうちに観察したりしちゃいます。

よくよく見ると、「これって意味のある仕事なの?」みたいなのっていっぱいあるんです。人によっても違いがあって、「えっ?!こんなムダなことやってるの」って心の中で呟いたり。

何時間もかけてやってるけど、自分だったらほんの数秒で終わっちゃうよ、みたいな。(そういうしくみや仕掛けを作るのも僕の仕事の1つでもありますが・・・いろいろしがらみもあるので思うように出来ない部分もあります。。)

こういうの見つけちゃうと、あの人オレより給料もらってるのか・・とかって思っちゃって、こっちもバカらしくなっちゃったりしますけど(汗)


で、そういうのを総合すると、新しいことを覚えようとしなかったり、問題を問題と思わないような土壌が、そういう環境を生んでしまっているように思えます。自分でやらないで人に振ることしかやらないもんだから、ますます自分のレベルを下げている気がする。。

無知の知って言葉がありますが、自分が無知であることを自覚してはじめて変わるのではないかと思います。ま、知らぬが仏っていう言葉もありますが・・。

自分が絶対に正しい、とか思っている人は、人に聞いたり教えてもらうことを嫌います。なので、自分が一般的な視点から見てどうなのかを客観的に把握することが出来ません。あきらかに問題であるのにそれに気付けない・・・まさに「はだかの王様」状態。。

そうならないように、世間の動向や、時代の流れを読む目、みたいなのも重要になると思います。その場に生きているのに、自分だけが浦島太郎になってしまわないように世の中を知ることも必要ではないのかなって思いますね。

そして、その情報は自分の足で稼ぐこと。百聞は一見に如かずって言いますから、大事なことは、自分の目で見て、自分で聞かないと、僕は納得が行かないかもしれません。


[ 限られた材料で幾つものメニューを&若者はおだてると力を発揮 ]

僕は、人には誰しも無限の可能性を持っていると信じています。

この人だからできない、この人は無理って、何もしないうちに頭ごなしには言いたくありません。だから、教育や育成のしくみというのがすごく大事になってくると思っています。それも、永続的に続いていくようにしていくこと。

でも、最近の世の中を見ていると、ちょっと違う方向なのかなぁと感じたりします。


やはり長い目で見た、教育や育成が大事なはずなのに、そこをおろそかにしているようなところは、必ずといっていいほどここ数年で問題が噴出してきています。

ポッと違う組織から引き抜いてきたりするだけで、楽に人を変えるだけでは長続きしないし、破綻も早い気がします。

スポーツなんかでもそうですね。僕はやっぱ、育成とかに力を入れているようなチームは好きですね。同じレギュラーメンバーではなく、長い目で見た選手起用なんかも含めて。。

適材適所とありましたが、人の持っている力を最大限に発揮するような環境作りっていうのは、上に立つリーダーなり、マネージャーなりがやる、唯一と言ってもいい最大の仕事ではないでしょうか?

単に威張ったり、高圧的な態度を取ることが偉くなること、と勘違いしている人も多いみたいですが。。

だいたいそういう人は、言っていることに一貫性がありません。その日その日で違っていることを言っているし、それを指摘すると怒り出します。しかもそのことに気づいていない。そのうち誰もついてこなくなるんじゃないですか?

たぶん、そういうような人は、会社とかいう決まった関係の人しか知り合いが居ないような気がするし、たぶん、その組織から一旦外れたら、二度と声が掛からなくなるんでしょうね。。ある意味かわいそうな気がします。

[ 部下は上司のために働かない 上司は部下のために働く ]

さっきも同じようなことを書きましたけど、リーダーは、みんなの下に立って、みんなの動きやすい環境を作ることが仕事です。ある意味、子育てに近いかもしれません。

リーダーになるような資質の人は、下から目線を忘れないといいます。立場が変わっても、同じ視点で見られるので、気持ちがわかるってわけですね。

あらゆる視点から見て、的確な判断を下せるのがリーダーだと思いますが、そこには有能な参謀役がいてこそ生きてくるのかもしれません。

また、「部下は上司のために働くのではない」、とありましたが、僕の解釈では、上司のために働きたい!というケースもあるかもしれないかなって思います。たとえば、この人ならついていく、というような感じです。

それは、たぶんこれまで見てきたようなことができているリーダーやマネージャになるのかもしれません。僕も、今まで何人か居ますし、逆にこの人とだけは一緒にやりたくないって言う人もいます。

たいてい自分勝手な振る舞いをするような人や、自分のことを棚にあげるような人はダメだな。。あと威張ってる人ね。。
でも、基本的に、礼儀正しければいい人に思えてしまう単純な基準です(汗)


人を動かす仕事っていうのは、簡単なようで実はすごく難しいことと思います。でも、やっぱり心を掴まないことには、思い通りに動いてくれないのは当たり前です。

ただ、リーダーが誰であっても、その多勢である人たちの協力は不可欠と思います。総理大臣だけががんばっても国がよくならないのと一緒で、変えよう、よくしていこうと思っていることに同調して、各自一人一人がすべきことが何なのかを考えていくことも必要なことなのかもしれませんね。


最後に、以前こんなことを書いたので文末に記しておきます。

「人にはいろんな考え方があります。そして、人は それぞれの理由・事情・習慣・考え・・・などで 動いています。
人を動かすには 何らかの気持ちの変化があって、それが元で行動し、
その中でいろんな人と出会い・・・そういった繰り返しです。

人生で少しでもよい結果を得るために必要なのは、謙虚さと寛大さの心ではないかと感じています。頼りにされる人、困った時に顔が思い浮かぶ人。そんな人は、謙虚で寛大な心の持ち主だからです。」

たぶん、こういうことがリーダーとしての資質なのかもしれません。。


果たして、僕が将来、もしそうなった時、できるのかなぁ・・
今から日々精進が必要ですな。


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